Kubernetsとは

コンテナ化さえたアプリケーションのデプロイ、スケーリングなどの管理を自動化するためのプラットフォーム（コンテナオーケストレーションエンジン）※オーケストラの指揮者のようなものです。

Kubernetesでできること

• 複数のKubernetes Nodeの管理
  • YAML or JSON形式で記述した宣言的コード（マニフェスト）によって管理
• コンテナのスケジューリング
  • どのKubernetes Nodeに配置するかを決定する
• ローリングアップデート
  • 同時に全サービスを停止するのではなく、徐々にアップデートしていく
• スケーリング／オートスケーリング
• コンテナの死活監視
• 障害時のセルフヒーリング
  • プロセスの停止を検知して、再度コンテナをスケジューリングする
• サービスディスカバリ
  • 端的に言うと特定の条件の対象となるメンバを列挙したり、名前からエンドポイントを判別する機能
• ロードバランシング
• データの管理
• ワークロードの管理
• ログの管理

Kubernetes導入のメリット

• 頻繁なアプリケーションのデプロイを可能にする実行基盤
• 停止できないサービスに適した高可用性な基盤
  • セルフ・ヒーリングを実現することにより止まらないサービスを提供できる
• コンテナで開発したアプリの本番アプリの運用に適する運用基盤
  • アプリケーションの開発とテストが完了して登録したコンテナのリポジトリのアドレスとイメージ名を指定して、Kubernetesクラスタへデプロイする事ができる
• オーケストレーションが可能な運用基盤
• 特定企業に支配されない標準技術
• 軽量高効率なコンテナ技術
• 活発な開発が継続
• マルチクラウドへの適用

Kubernetesの基礎

リソースの概要

• Workloadsリソース
  • クラスタ上にコンテナを起動するためのリソース
    • Pod、Deployment、ReplicaSet etc
• Discovery & LB リソース
  • コンテナを外部公開するようなエンドポイントを提供するリソース
    • Service、Ingress etc
• Config & Storage リソース
  • 設定／機密情報／永続化ボリュームに関するリソース
    • Secret、ConfigMap、PersistentVolumeClaim etc
• Cluster リソース
  • セキュリティやクォータなどに関するリソース
    • Node、Namespace、PersistentVolume etc
• Metadata リソース
  • リソースを操作する系統のリソース
    • LimitRange、HorizonalPodAutoscaler etc

次回は各リソースの概要説明